あのフランシスコ・ザビエルの日本人観

ご存知でしょうか。

1549年、キリスト教布教の期待をもって来日したフランシスコ・ザビエルは、日本人について次のような報告を書きローマへ送った。

今は失われた美徳
日本人は、①最も優れている、②良い素質を持ち悪意が無い、③名誉心が極めて強い、④貧乏は恥ではないと考える、⑤武士は尊敬される、⑥交際には多くの礼式がある、⑦14歳になると刀を差している。

ついで、⑧過度に飲酒する、⑨賭け事はしない、⑩太陽にかけて誓う、⑪大部分は読み書きができる、⑫一夫一婦である、⑬窃盗は少ない(死罪だから)、⑭知識欲に富むという。

と、鋭く報告をしている。

ここからが大事です。

そして、生活について下記のように書簡を出した。
デウスは私たちを、贅沢の出来ない国に導き給うたことにより、私たちに多くの御恵みを賜ったのである。‥‥日本人は彼らの飼う家畜を屠殺することも喰べることもしない。
彼らは時々魚を食膳に供し米や麦を食べるのであるが、それも少量である。
しかし彼らの採る野菜は豊富であり、僅かではあるが、種々の果物もある。
しかも、この国の住民は不思議なほど健康であり、中には稀な高齢に達する者も少なくない。

当時の日本は、まだ貧しかった。
日本は支配者である武士ですら、貧しかったのです。
将軍となった徳川家康の常食が贅をつくしたものではなく、自然食に近かったことを考えれば、ザビエルのこの記述は十分に納得できる。

伝統的な日本食は「一汁一菜」で、玄米や雑穀などの主食と、季節の野菜や海藻の副食の組み合わせが基本でした。時々はそこに魚や貝などが加わりますが、間違いなく質素でした。

戦国時代の秀吉、家康、信玄、謙信などの武将も普段は質素な食事だった。

動物性のタンパク質を摂ることは殆どなかったが、いつも、壮健でパワーあふれていたようです。

元禄時代から都市部を中心に白米が常食となり暮らしが豊かになりました。
その引換に、日本人の健康レベルが大きく低下してしまいました。
白米以前の常食は、糠や玄米です。
糠や玄米(胚芽)には、生命活動に不可欠なビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
そのために健康状態の差となって現れてしまったのです。
それによって、神経障害による両足のむくみやしびれ、倦怠感などが出て、最終的には心不全で死に至る恐ろしい病気の「脚気」が蔓延してしまったのです。

戦前までは結核と並ぶ「国民病」の一つに数えられ、当時未知の栄養素であったビタミンB1の不足でした。
ビタミンB1が豊富に含まれているのはコメの糠の部分です。

これが全てではありませんが、腸を重んじた食材、食べ方、バランスを大事にしないといけませんね。
「和食」のユネスコ無形文化遺産はこの時代のことを中心に取り上げているものだと思います。

この時代の食材に注意をはらい現代につなげていくと良いかもしれませんね。

 

 

投稿者: terasan

ステージ4だったガンの「5年説」を乗り越え、元気に生活をしています。これからは皆さんに少しでもお役に立てるようにと勉強してきたこと、経験をしたことを踏まえて、病の方、病後が心配の方、予防・未病を考えている方、関心はある方にお伝えしていきます。

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