日本人の腸はほんとに長いのか

「日本人の腸の長さは欧米人よりも長い」とよく言われます。 それは、日本人は農耕民族で欧米人は狩猟民族だからという、お馴染みの説ですね。

しかし、それは迷信のようです。

数千年前に稲作が入ってきてから農耕民族になった。
その前は、欧米人と同じように狩猟民族だったのです。
そんなに短期間で、劇的に腸が短くなることはないそうです。

約230万年前に石器を開発した「ホモ・ハビリス」が出現し、肉食獣が食べ残した動物の死骸を解体して食べるようになった。この頃から人類の祖先は肉食傾向になった。

草食は消化に時間がかかり、エネルギーも必要とします。
肉食は効率の良いエネルギーが摂れます。

人類が肉食をするようになって、胃腸の働きを軽減させ大量の植物を消化する機能を衰えさせてしまいました。

すなわち腸の長さが短くなりました。

肉食のライオンは腸の長さは体長の4~5倍です。
草食の牛や羊の腸の長さは体長の約20倍になります。

人間の腸の長さは、約10mで、体長の4.5~6倍です。

腸が短くなると腸で使用される血流量が減り、脳に回されるようになり脳がどんどん膨れ上がっていきました。イギリスの人類学者L・アイエロとP・フィーラーの研究による「脳-腸トレードオフ」とよばれる学説です。胃腸の縮小と脳の増大はトレードオフ(差引関係)にあるといいます。

人間脳の歴史は腸の短縮によって大きく成長した歴史です。

学校などでは、「脳が全てを考えている」と教え、親からは「よく頭で考えろ」「脳みそを使え」などと脳のことばかりですが、実は腸で考えなければいけないことが多いのです。

腸(腸内細菌)(腸内フローラ)を元気にさせることで、脳が活発化するゆえんですね。

 

「健康長寿本舗」http://www.coccus.co.jp

 

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